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クリケットの攻略や考え方や攻め方は人ぞれぞれ!

ダーツの基本的なゲームフォーマットは01とクリケット。

01は数をぴったり0に上げるために、数字の組み合わせやアレンジを考えるかと思います。

クリケットは心理戦も入るため、なお楽しいゲームメニューでもあるのです!

でもクリケットって、ダーツ初心者だけでなくプロの方もさまざまな考えを持ってプレイされているゲーム…。

ちょっと難しさや苦手意識を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

ということで今週は2週連続クリケ特集!前編はクリケの攻め方や考え方についてお届けしたいと思います。

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スイカ

クリケ結構好き!なんていうか、キャッチでも可能性が!!(笑)高い!!(笑)

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那須プロ

20狙ってたけど18に入ったら嬉しいものねん〜♪

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浅野プロ

これが正解!ではなく”こういう考え方もあるよ!参考にしてみてね!というスタイルの情報発信でございます。

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エレン

クリケットがいまいち理解できていない方や考え方などの参考になると嬉しいです。

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Ellen旅×ダーツ


クリケットは簡単にいうと陣取りゲームだけど…?

クリケットは”陣取りゲーム”と表現されることが多いゲームです。

ダーツ初心者の方に説明する際によく表現されますが、半分正解で半分ニュアンスが異なると思います。

自分がオープンしたナンバーをうまく使い加点し、獲得した点数が高い方が勝ち。

たとえたくさんクリケットナンバーをオープンしていても、相手より点数が低い場合は負けてしまうのです。

陣地を多くとった人が勝ちではなく、開けた陣地を有効活用し試合の運び方を考えながら勝利を導きます。

加点や陣地の確保だけでなく、相手の陣地をクローズさせるのも大事!

対戦相手も同じ本数かつパーフェクトでゲームを進める場合、クリケットの究極を言うとしたら、先行の方が圧倒的に有利です。

これはクリケットに限らず、01でも同じことが言えます。

先行でクリケットを開始する際はミスの少ないプレーを心がけるというマインドが必要になってくるでしょう。

後攻でクリケットを開始する場合、相手のミスを先行のプレイヤーについていき、ミスやチャンスを辛抱強く待ちワンチャンスをものにするというマインドが必要になるでしょう。

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スイカ

クリケットは心理戦も入ってくるから楽しいよね〜!最初は理解するのが大変だったけども!

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那須プロ

メンタルスポーツならではの楽しみ方ってところもあるよね!

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浅野プロ

01の様な一点集中のゲーム仕様に対して、20~15のナンバーとブルを使用するためトリプル・ダブルを駆使したゲーム展開が特徴ですね。各プレイヤーのスキルやお互いのメンタリティが見え隠れするので、観戦してる側も楽しいゲームです。

【ダーツ練習】Aフライトになるまでにプロがやった10個のこと

クリケット上達のために取り入れたい5つの戦略

クリケットはとっても奥深いゲーム項目!なかなかうまく試合を運べないという方もいるかと思います。

ということで、那須プロ&浅野プロにクリケットを上達するために取り入れたいポイントや考え方などをまとめてもらいました。

絶対これがいい!ではなく、”こういう考え方もあるからよかったら参考にしてみてね”という意識で読んでいただけると嬉しいです。

【その1】まずは自分のスキルを把握する

ダーツやクリケットに限ったことではありませんが、”できないことはできません。”

まずは、自分が背伸び無しでどのくらい狙えているのか把握しましょう。

  • シングルを3本正確に入れられる…ちょっと難しいかも?
  • 失敗することもあるけど確実じゃないけど、なんとかシングル3本入れられそう
  • シングル3本ならいける!
  • 2ラウンドに1本くらいは感覚でトリプルが狙える

など、ざっくりとこんな感じで思い当たる節があるか考えてみましょう。

クリケットスタッツ3.00でAフライト相当としたら、シングルキープができることって凄いことだと思いません?

つまり、シングルキープができる人はクリケットにおいてかなり強みになるんです。

シングルに入ると何となくですが、トリプルやダブルに入る感覚もこんな感じかな?と気づくようになり、自然とスキルが身に付いてきます。

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スイカ

16と18はシングルですら難しいけど、17ならいけそう…かも。

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那須プロ

そうそう!まずは自分がクリケットにおいて何が得意かを考えてみよう!

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浅野プロ

僕自身も戦略よりも、まずはシングルキープからの練習でしたよ^^シングル1本で決まるゲーム展開もいっぱいあります。それだけシングルって大事だと僕は思ってますね。

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【その2】自分なりの戦い方まずは見つける

クリケットの究極戦略、それはトリプルを絶対外さないこと!!

とはいえ、自分に全部決めるだけのスキルが無い…。

浅野プロの場合、「まずはシングルでも良いから、相手より多く決めて行こう、それなら最悪点数で勝てるかもしれない。」と思ったそうです。

この考えをベースにして

  • 自分がされて苦手な攻め方(先閉め、ベットを出しても追いつけない点差など)
  • カット、オープン、プッシュの優先順位
  • 20より19、17より18など、自分の得意なナンバーを先にオープンしに行く

といった戦略を立てたのだとか。

実際に対戦して自分が体験するだけでなく、試合を観戦して気になった場合、「なぜそういう攻め方をするのか?」意図や話を聞いてみたりなど、知識や経験を高めていったそうです。

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スイカ

さすが追求型ならではですね。

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那須プロ

勉強熱心だものねん。

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浅野プロ

Bフライトの頃、それはトリプルを絶対外さないことって言われて、「何当たり前のこと言ってんだ?そんなんできたら苦労しないわ」と思いました。でも、考えてみたらそれは対戦相手も一緒なんですよね。

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【その3】クローズ・プッシュのあり方を考える

那須プロは、”クローズを攻め&プッシュを守りで固める”と考えているそうです。

クローズは最低でも3本あれば、相手のエリアを得点不能にでき、クローズされた相手は新しいクリケットナンバーをオープンするために最低でも3本使ってオープンします。

つまりクローズされた相手は、得点を得るためにオープンに必要な3本+加点のための1本=最低4本以上のダーツが要求される。

要求されるダーツの本数が増える=相手にとって攻められている感覚になると考えているそうです。

点数を盛ると守りを固めるよりも、クローズを要求されるシーンが多くなります。

状況によっては自分の点数を増やすことよりもクローズすることの方が、点数差は少ないにしろ有利にゲームを進めることができるのではないかなと思います。

いろんな考え方はあるかと思いますが、守り・攻めのスタンスを考えて、うまくゲームを運べるように意識しているんですって。

自分と相手の調子、突発的な覚醒など、理由を言語化するには難しい状況の中で、なんとなく感覚的に”いけるかも”と思ってその通りに攻めたら勝てたなんていう経験もあるでしょう。

勝利期待値を上げるゲーム運びができれば、負けにくいクリケットができると思います。

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スイカ

なるほど!!私はプッシュ=攻めるって考えていたから、とにかく加点して相手と点差を開いて勝ちに1歩でも近づけるようにしてた!

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浅野プロ

それでも全然OKですよ^^クリケの考え方に正解・不正解はないですからね^^

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那須プロ

クリケットでセオリーはあっても最適な答えを求めるのは、とても難しい!たらればの論争になってしまうからね。クリケットでセオリーを無視した攻め方でも負けてしまったなら、その攻め方はそのゲームに関しては正解なのかな?って俺は思うかなぁ。

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【その4】1トライ2プッシュを意識してみる

“クリケットの攻め方がイマイチよくわからない”というダーツ初心者の方におすすめなのは

ダーツ3本の使い方を、攻めに(クローズトライに)1本、守り(プッシュに)2本と役割を分担させる戦略。

ダーツ初心者さんの中には、とりあえずクリケットナンバーをオープンするという方もいらっしゃるかとおもいます。

ですが、Bフライトの人(MPR2.0ぐらいの人)がすべてのクリケットナンバーをオープンするのに必要とするダーツはおおよそ48本/2.0で24本のダーツ(12ラウンド)が必要となります。

加点を考慮すると、15ラウンドではすべてのクリケットナンバーをオープンすることなくゲームが終わってしまう事も少なくないでしょう。。

「オープンに使用した3本を加点に使っていたら勝てたのに・・・」という事がないように、投げられるダーツに役割を持たせてゲームを組み立てると勝率を上げられるかもしれません。

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スイカ

私本当にダーツを始めた当初はこのパターンだった…!とにかくまずは開けることに専念してた気がするなぁ…!

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那須プロ

あと真っ先に17に行くスタイルね

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浅野プロ

スイカさん、どんな状況でも基本とりあえず17行ってましたもんね

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エレン

戦略がバレバレのスタイル

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【その5】セーフティーリードを考える

相手のダーツを予想した攻め方を、頭に入れながらトライしてみましょう。

数字でダーツをするわけではありませんが、「この人ならこれぐらいは入れてくるだろう」という予測は立てられると思います。

トッププレイヤーはいつでも9マークが飛んでくることを想定させるので、9マークを打たれても安全な試合運びをします。

同様にダーツのスキルは問わずとも、6、7マークぐらいの余裕があればセーフと思ってもいいのかもしれません。

例えばクリケット開始に20に5マークを付ける、一方後攻のプレイヤーは19に5本入れたとします。

先行後攻は入れ替わりませんが、2本19のトリプルに入った際、3本目はトライ(20クローズ)を狙える状況になります。

これが20の6本場合、まだ点数を上回った状態!

  • 19にそのまま3本目を投げてオーバーする
  • 3点負けているが、20にクローズトライする

2つの選択肢を相手に与えられます。

この選択を求められる状況をつくると、対戦相手のメンタルへの影響に少しでもつながると考えるので、先行のセーフティーリードは6または7本あると良いかもしれません。

(トッププレイヤー同士なら外したら負けですのであまり参考にならないかと思います。Aフラぐらいまでは有効かもしれません)

Bフライト(RPM2.0)くらいの場合、2本飛んでくると考えて3,4本分ぐらいのリードがあれば、攻めに転じても気持ち的に余裕があるかなと思います。

50点以上の点数差があればクローズトライに行く、その中でも1トライ2プッシュをするなどの試合運びをすれば、相手の嫌がるクリケットができるかもしれません。

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スイカ

相手のスキルを予測かぁ…!詳しいことはわからないけれど、ダーツ初心者でもレーティングを言われると、どのくらい強いか?の目安は立てられるものね。

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那須プロ

ただ投げるだけじゃなくて、余裕があったら予想しながら投げられるといいね!

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浅野プロ

クリケットは本当に頭を使います…。

【スローイメージ】中級者必見!ダーツプロが練習で気にする10項目

次回はシチュエーションに応じた実践編をお届けします

クリケットはとっても奥深い試合です。答えがないからこそ、なかなかわからないものですよね。

でも少し視点を変えてみると、とっても楽しい競技に大変身♪

次週は、具体的なシチュエーションをもとに、”あなただったらどうする?”を考えてみたいと思います!

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スイカ

実践編だね!!!クリケットちょっと練習してみよう!

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那須プロ

どんなゲームでも、ダーツは楽しいですから!

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浅野プロ

こんな考え方もあるから参考にしてみてね!という提案でございました

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エレン

クリケの攻略法、皆様のご意見も是非お聞かせいただけると嬉しいわね♡

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Ellen旅×ダーツ